「古い家でも水回りのリフォームはできるの？」「水回りのリフォームの費用はいくらかかるの？」など、古い家での水回りのリフォームが気になる方も多いでしょう。
家が古くなると経年劣化により、水回りの故障や使い勝手が悪くなることが増え、急に壊れて使えなくなってしまう恐れがあります。
水回りのリフォームは、壊れて使えなくなる前にするのがおすすめです。
この記事では水回りのリフォーム費用や、リフォームをするときの注意点をわかりやすく説明します。
また、リフォーム代が安くなる方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
古い家の水回りリフォームが必要な理由
古い家に住んでいると、水回りが故障したり、使い勝手が悪くなったりしてリフォームを検討される方も多いでしょう。
我慢して使用していても、突然の故障やストレスの原因にもなりかねません。
ここからは、古い家に水回りのリフォームが必要な理由を説明します。
経年劣化している
古い家の水回りリフォームが必要な理由のひとつは、経年劣化です。
リフォームの目安は10〜15年といわれています。
一定期間を過ぎるとパイプの老朽化や水漏れ、カビが発生し、トラブルの原因となることがあります。
故障して使えなくなる前にリフォームをするのがおすすめです。
機能や使い勝手が悪い
古い家の水回りリフォームが必要な理由のふたつめは、機能や使い勝手が悪くなることです。
十数年経つと、生活環境やライフスタイルが変わり、機能が古かったり、導線が悪かったりすると使い勝手が悪くなります。
また、使い勝手だけではなく水回りに問題があると、家全体の老朽化の原因にもなりかねません。
定期的な水回りのリフォームは、家を長持ちさせることにもつながります。
水回りリフォームの費用相場
ここでは、水回りのリフォームはどのくらいかかるのか、費用や相場を項目ごとに解説します。
古い家の水回りの設備は、年数が経つほど使い勝手が悪くなり、老朽化が進んで水漏れのリスクも高くなります。
現時点で不具合がなくても、目に見えない配管などは傷んでいるので、壊れる前にリフォームを検討しましょう。
浴室の費用相場は50〜150万円程
浴室のリフォームは、在来浴室とユニットバスの2種類に分けられ、費用は50〜150万円程、施行期間は4日以上かかります。
在来浴室は、壁材や床材をオーダーメイドで作る浴室で、ユニットバスは浴槽や壁などのパーツがセットになった浴室です。
在来浴室とユニットバスでは金額に大きな差があり、速乾性のある床や機能が多い浴槽を選んだ場合も金額はアップします。
また、浴室乾燥機などのオプションで金額はアップし、施行期間も延びるので、スタイルやニーズにあった設備を選びましょう。
キッチンの費用相場は50〜150万円程
キッチンのリフォームの費用は50〜150万円程、施行期間は2日から6日程度です。
キッチンのリフォームは、設備のみを交換する場合と、壁付き式から対面式などのレイアウトを変更する場合とで金額は大きく変わります。
多くの時間を費やすキッチンは、導線や機能によって毎日の快適な生活に直結する場所です。
シンク、コンロ、換気扇の位置、カラーなどでイメージが大きく変わり、費用の差が一番でやすい箇所でもあります。
ライフスタイルにあわせて、こだわるところと妥協するところのバランスを見ながら理想のキッチンを選びましょう。
トイレの費用相場は10〜50万円程
トイレのリフォームの費用は10〜50万円程、施行期間は1日から3日程です。
便器だけの交換なら10万円程で、数時間でリフォームできます。
しかし、古い家のトイレにはコンセントがない場合が多く、温水暖房便座の設置の際は電気工事が必要になります。
結果的に古い家はトイレ全体をリフォームするケースがほとんどでしょう。
その場合は金額は、50万円を超える場合もあります。
洗面所の費用相場は10〜50万円程
洗面所のリフォームの費用は10〜50万円程、施行期間は1日から3日程です。
洗面所は浴室と隣り合っていることが多く、浴室と同時にリフォームする方も多いでしょう。
洗面所のリフォームは、洗面台を交換するだけなら安く済みます。
しかし、古い家の場合は、洗面所の位置が浴室から離れていることも考えられます。
その場合は、配管工事が必要になるので、事前に業者に相談して設置位置を確認しましょう。
水まわりのリフォーム２つの注意点
水まわりのリフォームには、以下の2つの注意点があります。
リフォームは、施工してから失敗したと気づいても取り返しがつきません。
注意点をしっかり把握してから、水まわりのリフォームをおこないましょう。
業者選びを慎重にする
水回りのリフォーム業者は慎重に決めましょう。水回りのリフォームには技術と専門の知識が必要です。
「広告見て安かったから」などという安易な理由で業者を選んでしまうと、トラブルにつながるケースも少なくありません。
古い家は、水回りのリフォームをまとめておこなうケースが多いため、信頼と実績のある業者を選ぶことが重要です。
最近はホームページやSNSで企業情報や、リフォーム費用・施工事例・受注実績などが確認できます。
また、口コミやお客さまの声を載せている業者も多いので、参考にしましょう。
契約内容の確認をする
業者が決定したら、条件や希望を伝えて契約を交わします。
トラブルを防ぐために、契約内容の確認は必ずおこないましょう。
契約内容の確認のポイントは以下の4つです。
- リフォームの内容・期間・料金・支払い方法
- 追加工事・追加料金の有無
- 取付機器の保証期間・保障内容・アフターサービスの期間や内容
- 解約・キャンセルができるか
水まわりのリフォーム費用を安くする方法
古い家の水回りリフォームは、全体的なリフォームが必要になる場合も多く、トータルの金額は200万円を超える場合もあるでしょう。
ここからは、リフォーム費用を安くする方法を2つ紹介します。
水まわりリフォーム4点セットにする
水回りのリフォームは、浴室・キッチン・トイレ・洗面所の4点セットがおすすめです。
まとめてリフォームすると、業者は単独の場合より割引してくれるケースが多いでしょう。
また、まとめてリフォームすることで、面倒な打ち合わせや契約が一度に済み、統一感のある仕上がりも期待できます。
補助金を活用する
水回りのリフォームをするときは、補助金が出るかを事前に確認しましょう。
適用される補助金は以下の4つです。
- 介護保険を利用
- 地方自治体独自の補助・助成金
- 国の補助金事業（子育てエコホーム支援事業）
- 国の補助金事業（長期優良住宅化リフォーム推進事業）
ただし、補助金は申請してから許可が降りるまで時間がかかることが想定されます。
リフォームを決めたら、当てはまる補助金がないかを事前に確認してから業者へ依頼しましょう。
まとめ
近年、古民家を購入して水回りをリフォームして暮らす方が増えています。
水回りのリフォームをすることで、ライフスタイルにあった暮らしが実現できるでしょう。
ただし、水回りのリフォームには確かな技術と専門の知識が必要です。
信頼できる業者を選び、水回りのリフォームをして快適な暮らしを手に入れましょう。